「プリント部分を自分の思った位置にきれいにくるようにとりたい。」
「裁断がきれいにできるかどうか不安。失敗したくない。」
裁断したら思ったよりプリント部分が上だった下だったという、失敗がないようにアートファブリックを裁断するときのコツをお伝えします!!
一見難しそうに感じますが、簡単なのでぜひお試しください♪
型紙をプリント部分に置いた際に柄が透けると位置を決めるのに楽にできるのですが、型紙の紙が厚くて柄が透けない場合もこれからご紹介する方法を使うと、よりきれいきな位置に裁断することができます。
・アートファブリック
・型紙
・水で消えるチャコペン
・定規
・裁断に必要な道具(文鎮、カッター、ハサミ、カッターマットなど)
ここでポイントとなる道具が水で消えるチャコペンです。時間がたつと自然に消えるチャコペンでも大丈夫です。手芸店はもちろん100円ショップでも購入が可能です。1本持っておくと便利なアイテムですよ~!
ただし、黒や濃色にはチャコペンの印が目立たないため、普通のチャコでも大丈夫です。その際は、印を目立たせすぎないように引いてくださいね。細いマスキングテープなんかもチャコの代わりになります。
はじめに生地を机や床に広げます。
生地全体を広げたほうがのちの作業がやりやすくなります。
型紙を動かして位置を考えます。
このときに他の必要なパーツ(袖や、後ろ見頃など)も生地の上にならべて入るかもご確認ください。
洋服のサイズが80、90サイズの場合、型紙によっては柄が生地の右下・左下に配置されていても中央に置くこともできる場合があります。そのため、今回は中央においた場合でご説明していきます。
右下、左下の場合でも工程はほぼ一緒です。
その場合は、工程の「4.位置がきまったら線(ライン)を引く」へお進みください。
・写真のパンケーキ柄の生地はサンプルのため、プリント位置が若干異なります。
(販売中のほうが柄の周りの余白をすこし広めにとっています。)
今回は柄を前見頃の中心にもってくることに決めたので、はじめに柄の縦の中心を決めてチャコペンで線を引きます。
線の長さはわかりやすいお好みの長さで大丈夫です。
チャコペンの印は裁断後に水で消します。
うっすら水色の線(ライン)がつけた印です。
こちらは柄の下のほうにつけた印。
型紙も種類がありますが、左右どちらか半分のみの場合の型紙で反転させて使う場合でやっています。
さきほど引いたラインの上に型紙の中心を合わせます。
線(ライン)があると型紙を反転させる際にとても便利です。
この時にプリント部分が上すぎないか、下すぎないか、確認して上下の好みの位置を決めます。
※裾の縫い代部分に柄がかからないように気をつけてくださいね。
縫い代の外側にチャコペンで印をつけていきます。襟回り袖の位置、裾の位置などわかりやすいように点線などを書いてくださいね。細かく書くとより正確にプリント位置をきめることができます。
これがこの線が裁断した際にプリントがくる位置の目安になります。
線を引きました!(裾部分は写っていませんが、裾にも線を引いています)
生地をすこし離れたところから見て、プリント部分がお好みの位置にきているか確認します。
位置がちがったら再度位置を合わせて線をひきます。
線(ライン)を引いてプリント位置が問題なければ再度型紙を置いて裁断します。チャコペンで引いた線で裁断できればそれでも大丈夫です。
綺麗な位置にとることができました!